あきば雀荘に行ってみた |
【麻雀格闘倶楽部があまりにもズタボロだったので突発的に】 おはようございます、見出しの通りの、森野聖樹です。 うわー、スコア更新しようとして、また黄龍玉3つ引っこ抜かれたー!! これはなんてスランプだろう。 またMONDO杯みたいにプロ雀士と一緒に打ちたかったなー。大会は諦めました。 あまりにも酷いので、昨日の私信にも書いたように「憂さ晴らしに行ってくる」と書きましたが、本当に行って参りました。 メールにて土曜日に東京にいる友人へ。 自分「明日暇?」 友人「いや別に暇だけど、何?」 自分「秋葉原にできたメイド雀荘行ってみようぜええええええええ」 友人「ハァー!!!!11!!!1!!????」 マジぽん。秋葉原のRPG風雀荘「てんぱね」。 いやね、最近お仕事ばっかりで「ぷろとら」用の話題作りをしていなかったもんで、久しぶりに特攻レポとかやっても面白いかなー、と。 喫茶店は興味ねーけど、雀荘なら興味あるぜええええええええええええ。 そういうわけで、今日は久しぶりの長文レポートだよ。ていうか本当に久しぶりだな。 おつきあいくださいませ。 友人「実はぷろとらから『てんぱね』記事見たけど、うわーぜってーお前興味示しそうー、って思ったよ」 友人「てか昨日の今日でいきなり来るとは思わなかった!!」 それがぷろとらクオリティ。 それにしても、ホント、秋葉原のゲーセン「タイトー・S@Y」の店頭にある「太鼓の達人」は年がら年中ギャラリー凄いよなあ。 なんで本家音ゲーのコナミ作品を追い抜く人気なんだろう…。やはり、大量の版権曲とゲームの単純さが一般の人にもウケるのかな。 閑話休題。 自分「――で、どうやら『アイテム』の要素があるらしい」 友人「ほお」 自分「僧侶になると、点棒貢いだりするんだってよー」 友人「なにーぃー!」 自分「そんなアイテム使われてでも勝ちに行ってやーるーぜー!!」 麻雀格闘倶楽部で負けてる自分が言うセリフか。 休日は13時からのオープン、まず、入店。 店内の雰囲気は、…まあ、普通の雀荘に綺麗なカーテンやら電飾やらある、って程度。 友人「思ったよりも普通やんね」 自分「まあ、卓を整理している人が、女の子ってだけやね」 ちなみに、この雀荘では打ち子でもある女の子は「てんタン」と呼ぶらしい。 てんタン「アッー! ごめんなさい! ここ、土足厳禁なんですう!!」 自分・知人「(足元を見ながら)むおーっ?!」 余裕ぶっこいて、いきなりワナに掛かる自分ら最高。下駄箱直行。 …で、まあ、最初に「新規登録」ならぬ「ニューエントリーモード」で参加。1,000円で東風1ゲーム付き、フリードリンク制。 ちなみにルールは単純に言うと、「麻雀格闘倶楽部」同様の通称「アリアリ」ルール。親はテンパイしていたら連荘。 カンは加えカンでも明カンでも、ドラ表示牌先見せ。 最初は新規会員ってことで、こんなイラストのカードが会員証。 なお、最初に1ゲームする、ってことでこの会員証はそのまんまカウンターに提示。 店員「えーと、こちらから1枚カードを引いてくださーい」 自分・友人「?」 渡されたのは、ランダムに1枚のアイテムカードと、「チャージカード」。 要するに、プレイ料金は前払い制。600円で1ゲーム分保存される。 7,500円で12ゲーム分チャージ+ログイン代免除とか、お得なパックもあるらしい。 友人「お前のアイテム、何?」 自分「んー」 免罪符・ノーテン罰符500点引き 自分「まあまあまあまあ」 友人「あー、ちょっと嬉しいね。俺、コレー」 ハンドアクス・他家のリーチで10符増 自分「10符て! なんか地味に嬉しいのかどうかがわからん!!」 まあ、子なら300点、親なら500点くらい点数アップと考えていただければ。 カードの使い方としては、対局前の宣告タイプらしい。ノーテンになったからと言って「免罪符使用!」ってことではないとのこと。 ただ、自分の「レベル」が上がれば、カードを裏向きにして使用できるようになるとか。カードの効果が発動されなければ引っ込められる。 とりあえず、一局。相手は誰でもいいです、ってことで、れいなてんタンさんが。「タン」のあとに「さん」って入れるのもアレだな。 1卓に1名の「てんタン」と3名のユーザーが加わる形。 れいな「あの、れいなは、カッパーてんタンなので、お手柔らかに…」 自分「河童?」 友人「ぜってー違げえよ」 てんタンには強さを「カッパー<ブロンズ<アイアン<スチール<シルバー<ゴールド<ミスリル」と分けているらしい。 うーむ、初心者…ってことかな。ちなみにカッパーてんタンにはアイテムカードは使えないらしい。 やっぱりねー、牌の取り方とか、牌の切り方とか、マゴマゴしちゃってたわ。 自分も「リアル麻雀は初めてなんです」なんて人をよく見るけど、そんな感じ。でも、しっかり麻雀のルールは覚えているみたい。 れいな「ポン!」 って、しっかりと親でを鳴いてきたりとか。ダブ東。 あ、鳴いた牌はひとつだけ横にしてね…、えっと、ポンした人側の牌を、いっこ、ね。まあ、これは慣れていくしかないから、ね。 こうやって初心者さんに麻雀を教えるのも醍醐味ですな。…って、なんで教えてるのが自分ーッッ?! とは言え、東1局の親でいきなりダブ東とは、侮れない。 自分「うーん、こういうときの女性のヒキってのは、本当に強いからなあ〜…」 れいな「そうなんですか?」 自分「うん、だから自分は東一局はリーチして阻止する、リーチ」 即リー。容赦ねえな、自分。 れいな「アッー、れいな卓、バトルモード突入しまーす!」 周り「ファイトでーす!」 えっ、なになに?! すげーっ、すげーよ、オイー! って対面の友人に目で訴えかけた。 まあ、守り重視なウチの友人は和了されないようにと、必死に自分の持ち牌を見つめていたけどー。 ちなみに、追っかけリーチは「追跡モード」らしい。なるほど。 れいな「あー、えーと、じゃ、これっ!」 リーチ一発が掛かっているというのに、思いっきりド真ん中の打。 ナニーッ Σ(゚д゚;) 自分「うっ…、よくそんなとこ、切れるなあ…。通し(当たりじゃない)だッ…!」 れいな「ああー…よかったあー」 自分「いやー、もうー、ホント、こういうときの女性のカンってのは凄いからねえ…はははー」 れいな「あっ、じゃあ、…カン!」 ナニーーーーーッ Σ(゚д゚;;) …シャレでやったわけ、じゃないよな?? 自分「づはー、自分、リーチしてるのにー…。いやはや、どうなることやらー」 友人「(打牌しながら)んー」 れいな「あっ、それ、ロンですー」 ナニーーーーーーーーーーーーーーーッ Σ(゚д゚;;;) ダブ東、ドラ2。暗カンしてるから親の満貫…ですねえ。12,000点。 こっそりと高め狙ってるとか侮れない。 自分「いやー、素晴らしい…、ってか、麻雀を始めたのっていつごろからですか?」 れいな「えーと、ここ(お店)に来てから、いろいろと教えてもらってー…」 !!!! Σ ゚ ゚(д ;) なんかいろんな意味で凄い。 とりあえず、自分が1回親の満貫(12,000点)をツモって、オーラスで友人がてんタンじゃない別の人に満貫(8,000点)をロンされて終了。 自分は1位なので3ポイント。友人、オーラスの満貫振り込みでハコっちゃった。 友人「俺、悔しいわー」 自分「じゃあ、もっかいやってみる?」 店員「えと、てんタンにご希望ってありますか?」 自分「手ごたえのある人で!!」 店員「じゃー、今、お一人、『シルバー』の人がいますので、その人にしましょうか」 ってことで対局待ち。やはり「シルバー」ってことで、待ちが数人いるみたい。 中には「シルバーよりもレベルの低い人で…」なんて指名をする人もいましたよ。 初心者さんなのか、それとも「ポイント」を集めるためなのか、それは人それぞれ。 待ち時間の間に展示物を物色。あっ、本棚に「オバカミーコ」があるわ。これだけでちょっと好感。この漫画はマジで勉強になるよ。読め。 以下、カードの内容が展示されていたので。 <戦士系> うお! 「光の剣+1」とか「ブラッドソード+1」とかすげえぞ!! 三元牌鳴くだけで3翻かよ!! 「アイスソード+1」も強力だな。 ちなみに効果文中にある「ポイント」とは経験値みたいなもの。1位だと3ポイント、2位だと2ポイント、3位だと1ポイント。 跳満以上あがると+1ポイントで、役満だと+10ポイントだとか。来店時にも3ポイント加算されてた。 名称の左にある「500」とか「1000」とかは、そのアイテムカードを使うときに出さなければならない消費点棒。委託点棒になる。 <魔法使い系> 魔法使いはちょいとよくわからん効果のカードがいくつか。 「魔法使いの弟子」ってカード、チョンボしてもチョンボ料1,000点でいい、ってことかな? 初心者には優しそうだけど、コレ、配牌が悪かったり、追っかけリーチされたら、役無しでも和了宣言してチョンボ流れできるやん。 # 「マイナス1,000点」ってことだから、チョンボ料7,000点になるんじゃね? と ザ!ぱン2 さんからご意見。なるほど。 あと、カード名が決まっていない下から4行目も謎。他家のリーチしたテンパイ形を「てんタン」に譲る、ってことかな。何故、そんなことを…。 <僧侶系> 僧侶系は本当に防御っぽいアイテムばかりですなあ。保険っぽい効果も多い。 「ロンされたときにてんタンが点数を半分肩代わり」とかひでえな。 それと、何気なく「牌を裏向きに捨てられる」って最強じゃねえか?! 相手がリーチしてきてもオリ打ちせずに済むじゃん!! 「ダマで1翻」と「ダマで1役」ってのがあるけど、前者はドラみたいな扱いで他に役が無いとNG、後者はダマ自体が役なので役無しでも和了できる。 <盗賊系> 盗賊系は本当に「ポイント」を稼げるアイテムばっかり。 ゲーム進行を変えるものはほとんど無いから、麻雀をよく打つ人で常連さんなら重宝しそうですな。そんだけ。 イベントはこんな感じ。 「ストリップダンジョン」って脱衣ー!? とか思ったら「スリートップダンジョン」でした。 ゲームチャージ料金とは別に600円支払うことで参加できるイベントらしい。1日の間有効。 …それにしても、深夜限定ダンジョンのノルマがスゴイな。「平和10回和了」ってなかなかできんぞ。そのぶん、獲得アイテムもなんかスゴイ。 友人「さっきの、れいなさんって、ツンデレできるんかな…」 それ以前にカッパークラスだからカード使えないんじゃなかったっけ。 とまあ、待っている間に、次の対戦相手でもある、ジャミラてんタンさんの対局を観戦。 おお、しっかりと打っておる。むしろ、しっかりとトークしながら打てているあたり、やはり麻雀は相当やっているとしか思えない。 相手がテンパイの気配を出したらオリ打ちしているのも素晴らしい。っていうか、この人、配牌もツモも、ものすげえヒキなんですけど。 こんな形から、 赤ドラど真ん中を引いて追っかけリーチして、 一発ツモ跳満なんだもんなあ。 この次の局も、彼女、ダマで平和タンヤオをロンできた。…が、しなかった。 自分「あれ…、さっき、アガれてたよね?」 友人「うーん…、肝心のてんタンが大物手アガったあとに、またアガったら萎えちゃうからじゃない?」 自分「んー、MONDO杯に行ったときに 小島 プロが言っていたけど、あんまりアガりすぎるのも考え物なんだって。親を続けるハメになるし。 トップ目なのにあまりガツガツアガりすぎちゃうと次の局からツキが落ちるから、なんてことも言ってたけど…、それの可能性もあるか?」 # 実際に、テレビ収録の予選のとき、ダントツトップだった決勝戦進出確定の参加者に、観戦モニターからそう言ってた # で、決勝戦で配牌から彼はズタボロだった。「なっ?」と微笑んできた 小島 プロを見てから、自分はもうファンです 彼女、その後に和了牌をツモっちゃったんだけど、やはりツモ切り、和了放棄。 別の人がロンしちゃったので、彼女が和了できていたことは闇の中に。接待麻雀なのか、それとも「ツキ分散」打ちをやる人なのか…。真相は謎。 まあ、こういう打ち方をする人でもあるんだな、ってことで対局。彼女、オリるときはオリるけど、攻撃するときは本当に攻撃するのね。 対面がリーチを掛けてきたかと思ったら、追っかけリーチを仕掛けてくるし。 なんつって、自分も実はこっそりテンパイしていたんだけどね。 ロン ダマっていたら彼女からド高め出てきたのでロン。後ろのギャラリーが軽く「うお」って言ってた。負けてたまるかー。 自分「どのくらい麻雀ってやってるんですか?」 ジャミラ「えーと、小学生のころからでしょうか。役をきちんと覚え始めたのはその後ですけどー…」 ゲッ、だいぶ打ち込んでおられるっ! 意外と侮れないお方だったのね。 常連さん「トレカも集めてるんですよー、これは使えないなー」 自分「あー、やっぱそういう要素はあるんやー!」 常連さん「もう俺、メイド喫茶じゃなくてここに通おうかな!」 横にいたてんタン「メイド喫茶、やめちゃえやめちゃえ!」 自分「ええー、それってアリなん?!」 とりあえず、友人とは別の同卓していた人も打ち慣れている人だったので、だいぶサクサクと麻雀は打てましたよ。 ちなみに、ジャミラてんタンさん、オーラスで面前混一色系の形で、白と發を暗刻しててビビった。 テンパイ形にするために、1回チーして發を1枚捨ててたけど。本当にヒキが恐ろしい…。 結果、自分が2位。友人が1位。リベンジしたよね、ってことでとりあえずオシマイ。 帰るとき、下駄箱がこんなんになっていたんですけど。自分の靴、どれだよ!! 帰り際、魔女っ娘にコスプレしたてんタンさんが入ってきてたよ。あ、メイドだけじゃなくて、やっぱりRPGキャラもいるんだ。 友人と話し合って、感想。 ・まあ、普通に麻雀できる ・タバコを吸う人が少ないためか、普通の雀荘と比べてそんなにヤニ臭くはない ・システムはだいぶ斬新で面白い ・初心者の雀士さんもいるけど、やっぱビギナーズラックにはかなわない(待ち牌が読みにくいし) ・だからこそ、リアル麻雀初心者でも遊びやすい空気ではあるかも ・だからと言って、リアル麻雀の知識が完全に無知だとやっぱキツいかも。ユーザー層がだいぶ限定される「萌え店」ではある ・上手い雀士さんは会話しながらの麻雀も上手 ・でも常連さんとの会話が多くて話しにくかったかなあ… ・1ゲーム東風戦600円はさすがにちょいと高い。次行くときはログイン代(1,500円)もあるらしいし、金銭面でちょっと行きにくい… ・オバカミーコがあるだけで好感度大 個人的には「シルバー」以上のてんタンが、最低2〜3人は欲しいなあ、と思った。 まあ、話題になった即日ってことで、お客さんがちょっと多かったかな。 普通の雀荘なら、混んでいた場合は別の雀荘を探しに行くから、待ちのお客がいるってことは稀だけど、 RPG要素が加わった麻雀が楽しめるのはここだけだからねえ。 ゲーセン帰りに。 友人「会員カードをもっかい熟読してみねえ?」 自分「あっ、これ、『羽根』って呼ぶみたいよ。30ポイントで1羽根、1レベルアップってことか〜」 友人「んー、ジョブチェンジできるようになるにはどうすればいいんだ?」 自分「アッー! ココー…!」 友人「ゲッー、コレ、最低10枚は満了しないとダメなんじゃー…」 自分「今日、戦士のレベル4になるまで頑張る、って常連さんもいたよー?」 友人「いくら掛かるんだよ…コレ…」 自分「んー…」 友人「んー…」 やはり詰まるのは料金かなあ。 東風戦だと1ゲーム300円くらいが妥当な気もするけど、やはり需要はあるからこそ、こういう値段でも遊ぶ人がいるから、しょうがないのかな。 あるいは1位だったら無料で次のゲームへー…、とかだったら面白そうなんだけどね。 以上。 自分、今日、仕事入ってるってのに、まだ都内にいるよー。早く帰らないとー。 ホント、自分は何をしに東京さ来ただ。 |