麻雀基礎知識指南 〜 step 4:「ドラ」について

リアン
「ねえねえ、ゲームを始めるとき、なんだか山の牌一枚だけ表にされるんだけど…。
 あれって何?」
ティナ
「役が完成して『あがり』になったとき、『ドラ』があると点数がアップするよー!」

●「ドラ」について

リアン:ねえティナ、なんかゲームを始めるとき、山の牌が残されるんだけど…、あれって何?



ティナ:こう積まれているやつだよね? これは最後に残す牌で「王牌(ワンパイ)」って言うんだ。
     これはゲーム中は開かれることの無い、隠された牌になるよ。
リアン:で、なんで1枚だけ表を向けるの? これはが1枚ありませんよ〜、ってヒント?
ティナ:まあ、そういう意味にもなるけど、この表を向けられた牌の次、つまり、が「ドラ」というボーナス牌になるんだ。
リアン:ぼーなす?
ティナ:そう。「役」を成立させて、見事「あがり」になったとき、この「ドラ」が1枚あると1役ボーナスが付くんだ。
リアン:へえ! じゃあ3枚あったら?
ティナ:3役ボーナス。例えばが「ドラ」で下の場合。

ロン

ティナ:「タンヤオ」で1役だけっぽいけど、「ドラ」のが3枚あるから、これだけで4役にもなるんだ!
リアン:持っているだけで点数アップするのね。じゃあ、他の人も「ドラ」を集めるようになるのかな?
ティナ:もちろん。だから、みんな「ドラ」でもあるそのものや、とかとかドラの周りを集めるようになるんだよー。

リアン:ねえ、これ、もし開かれた牌が端っこの…、例えばだった場合はどうなるの?
ティナ:になるよ。「9」の場合は「1」ね。例外として「三元牌」だった場合はってなる。「風牌」だと
     「ハク、ハツ、チュン」「トン、ナン、シャー、ペー」って覚えよう。


●「赤ドラ」について


リアン:そう言えば、step1で教えてくれた、赤い牌ってなんなの? 確かコレも「ドラ」って言っていたような…。
ティナ:うん、これも「ドラ」になる牌なんだ。「赤ドラ」と言うよ。それぞれ通常のと同じ扱いだけど、1枚持っているだけで「ドラ」扱いになるよ。
     ちなみにこれはルールによるよ。「麻雀格闘倶楽部」の場合はが1枚ずつ、が2枚入っている。赤ドラ無しのルールが一般的かな。
リアン:ふーん、じゃあ、が4枚と、その「赤ドラ」と混ぜては6枚になるってこと?
ティナ:いやいや、牌はあくまで1種類につき4枚まで。4枚のうち、2枚がになっているだけ。つまり、の4枚が登場することになるよ。


●「ドラ」がたくさんあっても「役」が無いとあがれない

ドラ表示牌:
  

リアン:わーい、ドラをたくさん集めたよ! 全部で…、6枚っ! あとはが来るのを待つだけ〜。
ティナ:えーと…、リアン、これ、役はあるの?
リアン:え、ドラ6枚。
ティナ:さっきも言ったじゃん、「役」を成立させて、見事「あがり」になったとき、この「ドラ」が1枚あると1役ボーナスが付く、って。
リアン:えっ、ドラだけじゃダメなの? 6枚もあるのに?
ティナ:ドラだけではどんなにいっぱい持っててもダメ。それじゃ「役無し」だよ。
リアン:ええーっ、そんなー!
ティナ:あーあ、勿体無い。


●「ドラ」は切ってもいい



リアン:うーん…、を捨てればテンパイなんだけど…、なんか勿体無いなあ…。
ティナ:「ドラ」は必ず持っていないとダメ、ってわけじゃないよ。それにあがれないとドラは持っていても意味が無いよ。
     場合によっては「ドラ」をたくさん持つよりも「あがり」に向かわないとダメだし、一発逆転を狙うなら「ドラ」が集まるのを待つ、という手もあるよ。



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