麻雀基礎知識指南 〜 step 6:あがれない状態「フリテン」とは?


リアン
「よしよし、『タンヤオ』ができたぞ…、あっ、相手がを出した!
 やったー、ローン…、ってあれっ!? あがることができなかったよ?!」
ティナ
「あちゃーっ、リアン、それ、『フリテン』になっちゃってるよ〜…。
 今度は『フリテン』について説明するね!」

●「フリテン」について

相手の捨て牌


リアン:えっ?! なんでなんで?! 「タンヤオ」できてるじゃん! もしかしてゲーム機の故障?!
ティナ:よかったねぇ、ゲームで。これまた実際に本物で麻雀していたらまたもや反則で「チョンボ」だよ。
リアン:えーっ! なんかボク、間違ったのー!?
ティナ:いやいや、これはまだアタシが「フリテン」について教えていなかったからだね。

リアンの捨て牌

ティナ:これがリアンが今まで捨てた牌。捨てた牌の中にリアンの「当たり牌」が混じっているね。
リアン:えっと、だよね。
ティナ:捨てた牌の中に「あがり」にできる「当たり牌」が入っていると相手から「ロン」できないルールがあるんだよ。
リアン:ええー! 何よそれー! 聞いてないわよ!
ティナ:うん。説明してないからね。
リアン:ティーナー!?
ティナ:まあまあまあ。これでまたひとつルールを覚えたじゃん。これを「フリテン」って言うよ。
     さすがに相手に「これは当たりじゃないですよー、私は要らない牌ですよー」って騙してあがるだなんてズルいでしょ?
リアン:むむむ…、あっ、じゃあ、捨てていないほうのもう片方のが来れば「ロン」できるのかな。
ティナ:残念ながら、「当たり牌」をいずれか1つでも捨てていると、もうそれは何を捨てられても「ロン」できなくなるんだ。
リアン:そんなー。どっち来てもダメなの!? じゃあ、これも結局あがり放棄??
ティナ:そうとは限らないよ。自分で「ツモ」るのならばOKなんだ。あと、待ちの形を変えてもいいね。あっ、をツモったよ。

 ツモ

リアン:あっ、そうか。を捨てて待ちを変えれば、ボクが捨てていないの待ちになるから、
     なんとか相手からも「ロン」できるようになることもあるのね。



ティナ:まあ、この場合はラッキーと言うしかないね…。


●「同順内フリテン」について

下家(自分の次の人)の捨て牌:


リアン:うん、とりあえずコレで「タンヤオ」なのね。あー、リーチしちゃってもよかったかなー。
ティナ:あーっ、リアンリアン! 下家が当たり牌を捨てたよ!
リアン:あっ、えっ。あっ…!

対面(自分の正面の人)の捨て牌:


ティナ:あーあ。見逃しちゃったー。勿体無い…。
リアン:えっ、「待った」は無し?
ティナ:ゲームだと時間内に「あがり」ボタン押さないとならないからねぇ〜…。

上家(自分の左の人)の捨て牌:


リアン:ちえっ…。油断しちゃダメなのね。…って、あっ! あっ! 「当たり牌」出たー…ってまたあがれなーい!?!?
ティナ:うん、ゲーム機でよかったね。これまた反則の「チョンボ」をやらかすところだったよ。
リアン:えー、またややこしいルールがあるのー?!
ティナ:「あがりの見逃し」をやっちゃったら、次に自分の番が来るまで「ロン」できないんだ。これを「同順内フリテン」って言うよ。
リアン:えっ、これも「フリテン」なの? …ってことはを見逃しちゃったとして、自分の番が来る前にが来てもあがれないってこと?
ティナ:その通り。やっぱり当たり牌の片方でも見逃しちゃったら、もう片方の当たり牌でもあがれなくなるよ。
リアン:じゃあコレもあがり放棄になっちゃうのー?!
ティナ:いや、この場合、リアンは「リーチ」を掛けていないよね? つまり、他の人には「テンパイ」かどうかわからない状況。
     「リーチ」をしていない場合、自分の番になったら、そのあとはまた「ロン」ができるようになるよ。
リアン:なるほど…。じゃあ、「リーチ」をしているときにあがりの見逃しをやっちゃったときは?
ティナ:相手に「これは当たりじゃないですよー、私は要らない牌ですよー」ってズルをやってからあがるのはダメって言ったでしょ?
    つまり、「リーチ」をしたあとに、あがりの見逃しをやった場合は自分の番になっても「ロン」できなくなるよ。普通の「フリテン」扱いだね。


●「フリテン」であっても「リーチ」は掛けられる

リアンの捨て牌:
 ツモ

リアン:おっと、テンパイになった! うーん、ここは思い切ってリーチしちゃおうかな! リーチ!
ティナ:ああー、リアン! 初っ端から当たり牌のを切っちゃってるじゃん!

リアンの捨て牌:


リアン:えっ…? あーっ、本当だー! でもリーチしちゃったよ。これって反則? チョンボ??
ティナ:まず、「フリテン」なので、「ロン」あがりはできないよね。でも、自力で「ツモ」ならいいって言ったよね。
     「フリテン」で「リーチ」をしちゃっても、一応「ツモ」ができる状態なので、「フリテンリーチ」はしてもOKなんだ。反則じゃないよ。
リアン:あー、そうなのかー…、良かったー。…あっ、でも「ロン」はできないんだよね? やっぱり不利になるのかな…?
ティナ:まあ、相手は当たり牌を捨てないように警戒するようになるから、相手をビビらせるくらいできるけど…。
     でも、「ロン」ができなくなるからやっぱり不利ではあるよね。もし、他の人も「リーチ」なんかしてきたら逃げられなくなっちゃう。
リアン:うーん、「ツモ」るだけじゃ、あがれる自信が無いなあ…。「フリテンリーチ」はしないほうが得なのね。
ティナ:ちなみに「流局」した場合、リーチの有無に関係なく、「フリテン」であっても「テンパイ」していれば「テンパイ」扱いだよ。
     つまり、ノーテン罰符は取られることはない。どうしてもノーテン罰符を取られたくない場合は「フリテン」であっても「テンパイ」にしてOKだ。


●ありがちな「フリテン」に気をつけよう

  

リアン:ポンいっかいー。コレ、が来たら「タンヤオ」でいいんだよね?
ティナ:そうだね。でも、が来たら役が無いからあがれないよ。これを俗に「片あがり」なんて言うけど。嫌う人もいるよ。

下家(自分の次の人)の捨て牌
  

リアン:あーっ…、そっちじゃないんだけどなぁ。これは役が無いから、「ロン」はできないよね?
ティナ:うん。わざと見逃すしかないよ。

対面(自分の正面の人)の捨て牌
  

リアン:あっあっあっ、役のあるほうの「当たり牌」が出てきたよ、…ってあれっ? こんな場合って…「同順内フリテン」になるの?
ティナ:なるよ。あがれないほうの当たり牌を捨てられたあとに、あがれるほうの当たり牌が来ても「同順内フリテン」だ。
リアン:くっそー…。じゃあ、また自分の番が過ぎてからが捨てられるのを待つしか…。

 ツモ 

リアン:んっ? あれっ…。ツモっちゃったけど…、これは「ポン」しちゃってるから役無いよね?
ティナ:うん、あがれないねえ。
リアン:えっ、じゃあどれを切ればいいんだろう…。役を入れないと「タンヤオ」にならないから捨てるとしたら…。
     あれっ、あれっ…?? これって「フリテン」になっちゃうんじゃない??
ティナ:そうだね。「片あがり」はあがれないほうを自分でツモっちゃうと、「フリテン」になる危険性があるわけさ。

リアンの捨て牌
 

リアン:えー! あー! でも切るしかないよね?!
ティナ:待ちが変わるのを期待するか、自分でをツモらないとダメだね。
     大抵のゲーム機上だと親切にも「フリテン」や「役無しあがり」になっても教えてくれるから反則を取られることはないし安心だけど。
     他にも「待ち」のパターンがいろいろあってわからなくなっちゃう場合もあるから、次はそれについて話そうかな。



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