BMS導入のススメ - オプションについて

ここからはBMSを遊ぶ上では必須ではありませんが、
少しでも興味を持ってくれたのであるならば、知っておきたいあれこれを伝授します。

本家本物やBMSをやっている人でよく使われる「HS」「乱」「ヒドゥン」。全部、プレイオプション名の略です。
プレイオプションはプレイする上で有利になるものや、難易度をアップさせる役割を持っています。
ここでは、本家本物や、どのBMSプレイヤーにも存在する、必要最低限のオプションについて解説します。

1、初心者も使う「ハイスピード」(nazobmplay:曲選択中に「Q」「W」キーで変更)
初心者も上級者も必ずといって使うオプション、「ハイスピード」です。
本来はオブジェの流れるスピードを速く変えて難しくするためのものだったのですが、
実際にはオブジェの間隔を広げ、見やすくなるためにほとんどの人が進んで使用しているオプションです。

下のふたつは同じ曲の同じ小節部分です。
ただし、右側には「ハイスピード×2」オプションがつけられています。

ハイスピードなし
ハイスピード×2あり

左側のスクラッチ部分は、どこのキーと同時に押せばいいかわかりますか?
静止画面で見ると答えはわかりますが、ゲーム中はこれが落下するようにスクロールしてきます。
右側は間隔が離れているので一目瞭然。白キー(Cキー)と同時ですね。

ハイスピードはオブジェの間隔が離れて「見やすく」なります。
もちろん、ハイスピードを速く設定しすぎると難しくなりますので、自分に合ったスピードで試すとよいでしょう。

2、曲・BGA鑑賞「オートプレイ」(nazobmplayでは「DEMO」と表記:「F8」キーで変更)
一度はきちんとした曲を覚えてからプレイするのもクリアの近道です。
途中で曲のテンポが変わったり、難所をあらかじめ覚えることで、戸惑い無くプレイできるでしょう。
もちろん、ゲームができない人も、オートプレイで曲とBGAを楽しむ、という方法があります。

3、上級者向け「ランダム・ミラー」(nazobmplay:「F1」キーで変更)
「ランダム」はオブジェの配置をレーンごとに入れ替えるオプションです。

ランダムなし
ランダムあり

もちろん難易度は上がりますが、
人によっては位置関係無しで流れてきたオブジェにすぐさま反応して押せるような人がいます。
レーンの右端や左端にオブジェが密集して来る曲のような場合、
ランダムを付けることによってレーン全体に広がって押しやすくなったりするため、ランダムを使う人が多いです。


「ミラー」はオブジェを左右総入れ替えするオプションです。
ミラーなし
ミラーあり


なお、大抵のBMSプレイヤーはさらにオブジェを1個1個単位で場所を入れ替える
「シャッフル」「スーパーランダム」(BMSプレイヤーによって呼び方は異なる)があったりしますが、
基本はこのふたつのオプションを覚えておくと良いでしょう。

4、目隠しプレイ「ヒドゥン」「ヒドゥン(nazobmplay:曲選択中に「F2」キーで変更)
「ヒドゥン」はレーン下半分くらいでオブジェが消え隠れてしまいます。
自分の感性で曲を演奏したい人は使ってみてください。

「サドゥン」はその逆でレーン上半分、オブジェが隠れます。
物凄くテンポが遅くて、オブジェがごじゃごじゃに落ちてくる曲に有効。余計な部分が隠れるからです。

「ヒドゥン」と「サドゥン」をつけると、BMSプレイヤーにもよりますが、
完全に隠れてしまう場合と、ヒデュンとサデュンの境目数ドット分だけオブジェが見える場合と2種類あります。
「nazobmplay」では後者です。完全に隠れるオプションは「ステルス」という別オプションが用意されています。

BMSプレイヤーによっては、この他にもオリジナリティー溢れるオプションが用意されていますが、
本家本物含めて基本として用意されているオプションは以上です。
特に「ハイスピード」は「流れてくるオブジェを焦ることなく叩ける」レベルまで来たら使ってみましょう。
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