麻雀基礎知識指南 〜 step 9:点数計算について

リアン
「よっし、ツモったあ!
 えーと、全部で4翻、8,000点だー…って、あれえ?! たった5,200〜!?」
ティナ
「あれあれ、平和(ピンフ)が入ったツモなのね。
 じゃあ、簡単に点数の計算を勉強しようかー」

●「翻」を集めればほぼ倍々で点数が増える!

リアン:「翻」って言うのは、簡単に言えば点数みたいなもんだよね?
ティナ:うん。この「翻」と呼ばれるポイントをたくさん集めると、点数が一気にアップするよ。
リアン:1翻っていくら?
ティナ:子の場合は大抵は1,000点だね。単純に考えると、2翻だとおおよそ2,000点、3翻だと約4,000点、4翻だと約8,000点だよ。
リアン:なるほど…、基本的には倍々で増えていくのね。
ティナ:親の場合だと、これの約1.5倍になる。つまり、最初のうちは1,500→3,000→6,000→12,000って考えでいいと思うよ。
リアン:たまーに、細かい点数じゃなくて「満貫(マンガン)」なんて特殊な呼び方をされることがあるけど?
ティナ:子8,000点・親12,000点だと「満貫」と呼ばれるようになる。それの1.5倍(子・12,000点・親18,000点)だと「跳満」。
     「満貫」の2倍に当たる「倍満」や、3倍の「3倍満」、さらにそれ以上「翻」を集められた場合には「数え役満」なんてのもあるよ。

翻数 5 6〜7 8〜10 11〜12 13〜
呼び方 満貫 跳満 倍満 三倍満 数え役満
点数(子) 8,000 12,000 16,000 24,000 32,000
点数(親) 12,000 18,000 24,000 36,000 48,000

リアン:なるほど、5翻以上になったら、点数の数え方は適当になるのね。
ティナ:適当…って。まあ、単純化されちゃうけどね。8翻も10翻も同じ扱いになっちゃったり〜、とか。
リアン:あれっ、そう言えばさっき、「4翻は単純計算で約8,000点」なんて言っていたけど…、7,700点だったり、5,200点だったりするときもあるよ?
ティナ:厳密にはもっと細かく計算されるんだ。それが次に紹介する「符」についてだよ。


●点数をもっと細かく計算する「符」

ティナ:ここからは頭の悪いリアンにとっては、と〜〜〜〜ってもややこしいことだと思うから、しっかり読んでね!
リアン:なんですってー!!
ティナ:まあまあ。まず、あがったときに、例えば「2翻40符」とかって出るよね?
リアン:うん。「翻」は今まで習ったように、役の数だよね? …符ってのは何?
ティナ:この「符」ってのは牌の組み合わせや、「待ち」によって加算されるものなんだ。点数をもっと小刻みに計算するために必要だよ。
リアン:「符」〜?! なんかまたややこしそうだなぁ…。別に「2翻は2,000点!」とかでいいじゃーん!
ティナ:点数計算がわからない場合は、さっき言った1,000→2,000→4,000→8,000点で遊んでもいいけど…、こんな場合どうよ?

 ロン
 ツモ  

ティナ:上は「一気通貫」と「平和」で3翻、下は「一気通貫」と平和の代わりに自ら「ツモ」って3翻。
リアン:うん、同じ翻数だね。
ティナ:でもさあ、上はソウズの「2」でも「5」でも待てるのに、下はピンズの「5」でしかあがれないのにも関わらず「ツモ」なんかしちゃったよ?
リアン:むむ…、難しい「ツモ」をやった、ってことね。
ティナ:さらには下はポンすれば役になる牌をあえてアタマで使っていたり、端っこを自力で4枚引いて「暗カン」なんかもしてるよ?
リアン:上と比べて難易度が高いのに、同じ3翻なの? なんか不平等…。
ティナ:でしょ? こういう難しい「待ち」をしたり牌の組み合わせをやったりなんかした場合の差をつけるために「符」があるんだよ。
     「符」も加えた点数計算ができると、もっと麻雀は楽しくなるよ。


●牌の組み合わせによって発生する「符」

ティナ:まずは手牌の組み合わせから貰える「符」点を説明するよ。
     「ポン」をした場合、次の「符」点が入るんだ。

2〜8のタンヤオ牌
2符
1・9・字牌
4符

リアン:ふーん、真ん中の牌だと2符で、端っこだと倍の4符貰えるのね。
ティナ:ちょっとずつ覚える量を増やしていくよ。次に「ポン」をしないで自力で3枚「暗刻」にできた場合はこれの倍、「符」が貰える。

2〜8のタンヤオ牌
2符

4符
1・9・字牌
4符

8符

リアン:ふーん、なんだか九九の表みたいだね。
ティナ:さらに、今度は「明カン」「加えカン」で4枚集めた場合は、これの倍。さらに自力で4枚集めて「暗カン」した場合はさらに倍になるんだ。

2〜8のタンヤオ牌
2符

4符

8符

16符
1・9・字牌
4符

8符

16符

32符

リアン:ふむふむ、最初は「ポン」2符で、「暗刻」→「カン」→「暗カン」で倍々になっていくのね。さらに1・9・字牌だとその倍になる…、と。
     これ、「234」とか「789」みたいに、「順子」の場合はどうなるの?
ティナ:「順子」は自分で作ろうが、「チー」を駆使しようが、端っこ使っていようが、0符だよ。


●「待ち」によって発生する「符」

ティナ:あがったときの「待ち」はどうだったかによっても「符」は発生するよ。

単騎 ○2符
ペンチャン
(端っこ1種待ち)
○2符
カンチャン
(間1種待ち)
○2符
両面待ち ×
シャボ待ち
(2種のうちどっちか待ち)
×

リアン:ふむふむ、1種類待ちだと2符つくわけね。
ティナ:そうだよ。2種類以上待っていると欲張りさんだから、0符だ。
リアン:なるほどね、じゃあ下図の場合だとの2種類待ちをしているから、0符かな?



ティナ:これはねえ、例えばで来たとするでしょ?

   ツモ

ティナ:こう区切って「ペンチャン」待ちだったとみなされて、2符つくんだよ。
リアン:なるほど、で来たら「単騎」待ちとみなされてプラス2符かー。特殊な待ちでも「単騎」とか「ペンチャン」だと認められれば2符つくんだ?
ティナ:お得な考え方で「符」はつけちゃっていいんだよ。もっと特殊な例として下。

ツモ

ティナ:この場合、一見、で両面待ちの考えよりも、って形のペンチャン待ちのほうが2符付いてお得感があるけど、
     これは両面待ちのほうで待っていたほうが「平和(ピンフ)」で1翻役が絡むから、そっちのほうが得だよね。「2符」より「1翻」の「平和」優先だ!
リアン:step7でも似たような話をしたわね。


●アタマにした牌によって発生する「+2符」

ティナ:次に、何で「アタマ」を作ったかによっても「符」が入るんだよ。

ポンをすると役になる牌でアタマ
(自風牌・場風牌も含む)

2符

リアン:ポンをすると役になる牌…、ってことは自風牌・場風牌も入るのね。
ティナ:例えば、東場で自分の風牌が西だったら、「東」か「西」でアタマにすると2符つわけよん。
     ちなみに東場で自分の風牌が東の、いわゆる「ダブ東」なんてときは4符で計算する場合が主流かな。ローカルルールで2符計算もあるけどね。
リアン:その場合、ポンをしても役にならない牌…、「南」とか「北」でアタマにした場合は?
ティナ:普通のゴミ牌で作った扱いをされるから、「符」はつかないよ。その代わり、「平和(ピンフ)」が狙えるけどね。
リアン:…んっ、両面待ちで、鳴いていなくて、ポンしても役にならない牌をアタマにして…、ってアレ、もしかして「ピンフ」って、合計で「0符」??
ティナ:そうそう、実は「ピンフ」が成立する条件は「合計0符」って説明ができるんだ。本来、そういう役なのよ。


●見事自力で「ツモ」あがりしたときのオマケ「+2符」

ティナ:あがるときは相手から「ロン」でもいいけど、自力で「ツモ」をすると、さらに2符付くよ!
リアン:へえ、強運によって貰える「符」だね。
ティナ:これは、鳴いていても貰える「符」だからね。鳴いていない「面前」だった場合は2符の他に「面前ツモ」で1翻役も貰えるよ。


●そしてこれらに「副底20符」足す

ティナ:そんでもって、これに基本点でもある「20符」を加えるわけ。これを麻雀用語で「副底(フーテイ)」と言うよ。
リアン:この20符はどんなあがりかたでも貰えるの?
ティナ:基本点だからね〜。


●鳴いていない「面前」の状態でロンしたら「副底+10符」

ティナ:要は「リーチ」をして相手をやっつけたり、
     黙ってテンパイ「ダマテン」をして見事相手を不意打ち食らわせられたら、基本点アップだよ。
リアン:なるほど、相手をぶっ潰したご褒美ってことね。
ティナ:ぶっ潰す…って。


●以上の計算をして、半端な「符」は切り上げ

ティナ:では、これらに沿って、下の「ツモ」あがりの「符」だけを計算してごらん。

ツモ

リアン:えーと。が揃っているから4符、も揃っていてこれは端っこの牌だから8符、
     がアタマで2符、待ちも1種類待ちだから2符、ツモって2符…。そして基本点の20符を加えて合計38符だよ。
ティナ:そうだね。で、この「符」は24符やら、32符やら、38符やら、いろいろな符数が出てきちゃうから、これを切り上げて単純化させちゃうんだ。
     1の位を切り上げ。つまり、38符は面倒だからってことで、40符扱いで計算しちゃうよ。
リアン:へえー。ってことは、30符と32符だった場合、前者は30符のまんまだけど、後者は一気に40符まで跳ね上がっちゃうのね。
ティナ:まあ、実践ではそんなに細かく、『「符」を切り上げられるように単騎待ちにして〜…』、…だなんて考えることは無いけどね。

計算上での符点数 20 22〜30 32〜40 42〜50 52〜60 ・・・
決定する符点数 20 30 40 50 60 ・・・



●例外その1・役に「平和」が成立しているとき

リアン:あれっ…、そう言えば「平和」は牌の組み合わせが「0符」で成立するんだよね? ツモっちゃったら「2符」入っちゃうからダメになっちゃうの?
ティナ:あー、「平和」の場合はちょっと例外なんだ。ツモしても「2符」は拒否することになる。つまりツモっても「0符」。
     あと、「面前」の状態であるはずだよね。他の人から「ロン」をした場合の「副低=基本点」の30符は貰えるよ。
     つまり、ピンフツモは20符固定、ピンフロンは30符固定。
リアン:そっかー、翻数が同じであっても、ツモとロンの点数がちょこっと変わるのは、そのためなのかー。


●例外その2・七対子

 ツモ

リアン:やったー! 七対子(チートイツ)をツモったよ! えーと、全部で3翻、符は…、ってなんじゃこりゃ? 計算できないよ!?
ティナ:七対子の場合は超特別。どんな形であっても25符固定で計算するんだ。ツモだろうがロンだろうが字牌待ちだろうが25符。わかりやすいでしょ?
リアン:適当だなー…。まあ、複雑すぎても面倒だからねぇ…。


●点数表を覚えよう

リアン:うん、「符」の数え方もなんとなくわかったよ! じゃあ早速、点数表を見せてー!
ティナ:オッケー。じゃあ、どうぞ!

子の場合 20符
(ツモ平和)
25符
(七対子)
30符 40符 50符 60符 70符 80符 90符 100符 110符
1翻 - - 1,000
(5/3)
1,300
(7/4)
1,600
(8/4)
2,000
(10/5)
2,300
(12/6)
2,600
(13/7)
2,900
(15/8)
3,200
(16/8)
3,600
(18/9)
2翻 1,300
(7/4)
1,600
(8/4)
2,000
(10/5)
2,600
(13/7)
3,200
(16/8)
3,900
(20/10)
4,500
(23/12)
5,200
(26/13)
5,800
(29/15)
6,400
(32/16)
7,100
(36/18)
3翻 2,600
(13/7)
3,200
(16/8)
3,900
(20/10)
5,200
(26/13)
6,400
(32/16)
7,700
(39/20)
満貫
4翻 5,200
(26/13)
6,400
(32/16)
7,700
(39/20)
満貫
( )内は子がツモったときの(親/子2人)の点数支払い割合

親の場合 20符
(ツモ平和)
25符
(七対子)
30符 40符 50符 60符 70符 80符 90符 100符 110符
1翻 - - 1,500
(5)
2,000
(7)
2,400
(8)
2,900
(10)
3,400
(12)
3,900
(13)
4,400
(15)
4,800
(16)
5,300
(18)
2翻 2,000
(7)
2,400
(8)
2,900
(10)
3,900
(13)
4,800
(16)
5,800
(20)
6,800
(23)
7,700
(26)
8,700
(29)
9,600
(32)
10,600
(36)
3翻 3,900
(13)
4,800
(16)
5,800
(20)
7,700
(26)
9,600
(32)
11,600
(39)
満貫
4翻 7,700
(26)
9,600
(32)
11,600
(39)
満貫
( )内は親がツモったときの(子3人)の点数支払い割合

ティナ:これでよし! お疲れ様ー!
リアン:ちょ、ちょちょちょ! こんなの覚えきれるわけないじゃない!!
ティナ:だってしょうがないじゃん、これが点数表なんだからー。頑張って覚えてねー。
リアン:だあああーっ、もっとわかりやすく覚える方法って無いのー!?
ティナ:んもー、しょうがないなぁ…。じゃあ実践で最低限よく出てくる部分だけでも覚えようか…。

子の場合 30符 40符 50符 親の場合 30符 40符 50符
1翻 1,000
(5/3)
1,300
(7/4)
1,600
(8/4)
1翻 1,500
(5)
2,000
(7)
2,400
(8)
2翻 2,000
(10/5)
2,600
(13/7)
3,200
(16/8)
2翻 2,900
(10)
3,900
(13)
4,800
(16)
3翻 3,900
(20/10)
5,200
(26/13)
6,400
(32/16)
3翻 5,800
(20)
7,700
(26)
9,600
(32)
4翻 7,700
(39/20)
満貫(8,000) 4翻 11,600
(39)
満貫(12,000)

ティナ:とりあえず、最低限覚えたいのはこの30〜50符。これだけで実際の麻雀でもある程度まで計算できるようになるよ。
リアン:( )の中の点数は何?
ティナ:ツモったときの点数だよ。子の場合は、親1人と子2人から点数を貰うでしょ?
     1翻30符で(5/3)だったらそれぞれ500点、300点×2人貰って1,100点になるよ。親の場合は子3人から平等に貰うから500点ずつだね。
リアン:んんんん…。覚えきれない…。
ティナ:さすがにツモの場合まで覚えるのは難しいかもね。最初は「ロン」で貰える点数だけ覚えてもいいと思うよ。
     だいたい、ロンの点数から、2:1で親の支払い分:子の支払い分、だしー。
リアン:30符なんかはよく見る点数だね。…ところで、もし覚えていない「20符」とか、特殊な「七対子の25符」とかであがっちゃったらどうするの?

子の場合 40符 20符 親の場合 40符 20符
1翻 1,300
(7/4)
- 1翻 2,000
(7)
-
2翻 2,600
(13/7)
1,300 2翻 3,900
(13)
2,000
3翻 5,200
(26/13)
2,600 3翻 7,700
(26)
3,900
4翻 満貫 5,200 4翻 満貫 7,700

ティナ:「20符」ってのは、「平和」役が絡んだ「ツモ」でしか有り得ないので、「ロン」は無い。( )書き部分は省略するよ。
リアン:ん〜〜〜…? どういうこと?
ティナ:ほらー、ピンフツモだと20符扱い、ピンフ無しのツモだと「+2符」がくっついちゃうから30符になっちゃうでしょー? …まあ、深く考えないでいいかも。
     20符をよく見てごらん。40符と点数の並びが同じでしょ?
リアン:あっ、本当だ! 子5,200点、親7,700点以上は「満貫」になっちゃうから…、両方を対で考えると一気に20符と40符は覚えられるのね!
ティナ:普段は平和ツモ以外のあがりでよく使われる40符を覚えておいて、「平和ツモ」ができたらこの40符の点数の並びを思い出せばいいのよん。
     子は1,300の倍々、親は2,000点をベースに、麻雀でよく言われる「ザンク(3,900)」「チッチ(7,700)」なんて点数があるね。
リアン:なんで「77」を「チッチ」って言うの?
ティナ:「七対子(チートイツ)」の「七」とか、「七萬(チーワン)」の「七」を「チ」って言うでしょ? 「7」という意味を示すのよ。

子の場合 50符 25符 親の場合 50符 25符
1翻 1,600
(8/4)
- 1翻 2,400
(8)
-
2翻 3,200
(16/8)
1,600
(8/4)
2翻 4,800
(16)
2,400
(8)
3翻 6,400
(32/16)
3,200
(16/8)
3翻 9,600
(32)
4,800
(16)
4翻 満貫 6,400
(32/16)
4翻 満貫 9,600
(32)

ティナ:この七対子の点数の並びも、50符と同じ並び方なわけなんだ。
     それに、50符は単純に子の場合は1,600点の倍々、親は子の1.5倍しただけ。わかりやすいでしょ?
リアン:そっかー、じゃあ60符も30符の点数を覚えていれば、簡単に覚えられそうだね。
ティナ:60符以上はカンなどを駆使しないと出てこなかったりするから、なかなか現れないけどね。


●とことん簡略化して覚えちゃおう

リアン:う〜〜〜ん…、自分があがったときは、あがる前に符の計算をだいたいしておけるけど、
     上手い人になると、相手があがった形をちらっと見ただけですぐに計算できるよね? 簡単に計算できる方法があるんじゃないの?
ティナ:実は、ある程度簡単に「符」がいくつかを把握できるんだよ。
リアン:そうなの?
ティナ:例えば「平和」。「平和」はツモったら20符、ロンだったら30符確定だよね。「七対子」は25符確定だ。
リアン:うんうん。でも、それ以外だったらどうするの?
ティナ:面前でロンだったら副底=基本点が30符からスタート、それ以外だったら20符から数える。
     そして、ほとんどのあがりに「符」は2符とか4符くらいしかつかないから、面前ロンは大抵40符、それ以外だったらほとんどが30符になるわけなんだ。

平和ツモ 20符のみ →40符の点数計算を思い出す
七対子 25符のみ →50符の点数計算を思い出す
面前ロン ほとんどが40符 →符が12符あるときは50符
それ以外 ほとんどが30符 →符が12符あるときは40符

リアン:なるほどー、大抵は覚えた30符、40符の点数を活用して、七対子や面前ロンで符がたくさんついたときなどは50符を思い出すのね。
ティナ:パパッと計算できる人はそんな感じで簡略化して計算しているのよ。だから30〜50符は覚えたほうがいいってわけ。
     12符以上付けばランクアップするけど、12符以上付けるには「カン」をしたり「暗刻」をたくさん作らないとならないからね。


●もっと簡略化して覚えちゃおう

ティナ:これでもわからなかったら、究極な話、ほとんどのアガリはこの点数になると思ってもいいよ。
     この表は、基本的にロン払い基準のもの。子がツモると、子と親が支払う額が少し変わるので点数が変わるものもある。
     例えば、「7700」で子がツモした場合は、親が3900・子2人が2000ずつ支払うので、結果的には7900貰えることになる。
     あくまで目安の表だと思って欲しい。

1翻 2翻 3翻 4翻
平和ツモ - 1500 2600 5200
それ以外のツモ・平和ロン・鳴きロン 1000 2000 3900 7700
符が多いツモ・面前ロン 1500 2600 5200 満貫
七対子 - 1600 3200 6400
1翻 2翻 3翻 4翻
平和ツモ - 2000 3900 7700
それ以外のツモ・平和ロン・鳴きロン 1500 2900 5800 11600
符が多いツモ・面前ロン 2000 3900 7700 満貫
七対子 - 1600 3200 6400

ティナ:これ以上は満貫! そんだけ! こうやって簡易的な表にすると、平和ツモと40符のアガリが全く同じ並びになってることに気が付くね。
リアン:符が50符以上ありそうなときは、どうすんの?
ティナ:七対子の表の3翻から計算スタートするんだけど…わからないときは誰かに訊きましょう。
リアン:70符あったら?
ティナ:知らん。誰かに訊いて。
リアン:適当過ぎやしませんか。
ティナ:70符以上は滅多に起きないので、覚えていない人も多いです。

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